- インデックス投資をしている
- 投資信託にすべきか米国ETFにすべきか迷っている
シンとポン(@ShinPon_Money)です。
わが家は【現金20:VTI80】のシンプルな資産運用(インデックス投資)を実践しています。
本日は、インデックス投資家の中でよく話題になる「投資信託とETFどちらにすべきか?」についてです。
わが家の結論は、以下の通りです。
- おすすめは手間のかからない投資信託(楽天VTI)
- わが家はあえて米国ETFを買い付け(VTI)
本記事では、あえて米国ETFに投資する理由を、深堀りしていきます。
投資信託ではなく米国ETFに投資する理由
理由は大きく4つあります。
たまに聞く「ETFの方が何となくカッコイイし気分が上がる」という理由も、なんとなく理解できる派ですが…
この理由は除いています(笑)
①運用会社の違いによる信頼度・安心感の差が大きい
楽天VTIと本家VTIの運用会社は、以下の通りです。
- 楽天VTI:楽天投信投資顧問株式会社
- VTI:米国バンガード社
バンガード社は1975年に創設され、運用総額も世界2位と、歴史・実績のある運用会社です。
一方で楽天投信投資顧問株式会社は2006年創設に創設され、歴史や実績はバンガード社と比べると見劣りします。
ファンドの運用期間が異なる影響もありますが、純資産額もケタ違いです。
- 楽天VTI:1851億円
- VTI:21.5兆円
②通貨を分散しておきたい
投資信託とETFの大きな違いは、売却時の受け取り通貨が違うという点。
楽天VTIは運用会社がドル転してVTIに投資しているため、内部的にはドル建ての資産ですし為替リスクもモロに受けます。
しかし、結局私たちがファンドを売却時に受け取るのは「日本円」です。
そしてわが家には、以下の通り「日本円」を得るキャッシュフロー・資産があります。
- 給料収入・パート収入 等
- DC+つみたてNISA
- 公的年金(ある年齢になったら)
そのため、特定口座で資産運用をする分は、世界最大の基軸通貨「米ドル」建てにしておこうと考えました。
③証券会社を分散しておきたい
わが家はリスク分散を理由に、証券口座を以下の通り使い分けることとしました。
- つみたてNISA(楽天VTI):楽天証券
- 米国ETF(VTI):SBI証券
基本的には、万が一証券会社が倒産した場合でも、顧客の資産はきちんと守られるように法整備はされています。
しかし、日本証券業協会のHPによると、100%保証ではないようです。
(引用)日本証券業協会
わが家はこれまで楽天証券がメインでした。
しかし、つみたてNISAを夫婦で20年続けると、その投資元本だけで1,600万円。
複利が効いた含み益は、シミュレーション上2,000万円をゆうにオーバーします。
これは一般家庭にとって大きな資産ですので、ETF(VTI)まで楽天証券で買い付けることはやめました。
そのため、VTIへはSBI証券を使って投資しています。
なお、ただ証券口座を分散したければ、投資信託を複数の証券会社から買い付けるのも一つの手段でしょう。
ですが、理由①の「運用会社の信頼度・安心感の違い」と、次の理由④も考慮し、あえてETFにしています。
④税金の知識をつけるきっかけとして確定申告を経験したい
米国ETFに投資する以上、外国税額控除を受ける必要があります。
外国税額控除をしないと、理論上のリターンが【投資信託>ETF】となってしまうからです。
つまり、確定申告が必要となります。
税金に関わる知識をつけるために、あえて修行の道を進もうというわけです(笑)
なお、確定申告が面倒だという方は、間違いなく投資信託1本にしておいた方がいいです。
理論上のリターン差は【ETF>投資信託】ですが、誤差レベルの差でしょう。
この点は、完全に好み次第かなと思います。
まとめ
本記事では、インデックス投資をする際の「投資信託とETFどちらにすべきか?」について、わが家の持論をの述べました。
結論としては、人それぞれで最適解は異なりますし、ほとんどの方にとっては投資信託1本でいいと思います。
こう言うと、身も蓋もないかもしれませんが(笑)
それよりインデックス投資をするうえで重要なことは、投資効率を落とさないために余計なことをしないことです。
- インデックスファンドに個別株(高配当株)を組み合わせる
- 複数のインデックスファンドを組み合わせる