家計見直し

【実家の相続】売れない・貸せない負動産の厳しい現実【税・管理費】

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シンとポンです。

本日は、今後の人生設計で必ず頭に入れておくべき「実家の相続」についてです。

シン
シン
少し前に「別荘地の住宅が1円でも売れない」とのニュースも話題になりましたよね。
ポン
ポン
私たちの実家も、同様の問題を抱えています。

 

家を相続しても自分で住めず、「売れない・借り手がいない」状態が続けば、固定費だけがかかる「負動産」となってしまいます。

結論としては、今のうちから両親と会話し、資産価値を把握したうえで対策を検討しておきましょう。

シン
シン
特にマイホーム持ちの方は、自分の家と相続した「負動産」両方のコストを支払い続けるリスクがあります。
ポン
ポン
わが家はマイホーム持ちではありませんが、対策を検討中なので、一緒に考えていきましょう。

なぜ実家は「売れない・貸り手がいない」の二重苦を抱えているのか?

日本は超少子高齢化社会に突入し、人口は減少中です。

2010年に1億2,806万人もいた人口は、2048年には9,913万人まで減少する見込みです。

つまり、住宅数に対して住む人が少なければ、買う・借りる需要は減っていきます。

シン
シン
単純な需要と供給の問題で、需要がないことが「売れない・借り手がいない」ことの原因ですね。

 

また、日本の空き家率は年々上昇しており、2018年実績で13.6%となっています。

今後さらに拡大し、2033年には30%に迫る勢いの予測です。

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(出所)実績値:総務省「住宅・土地統計調査」 予測値:NRI

 

そのため特に田舎では、実家の処分問題がより深刻になっていきます。

ポン
ポン
安心できるのは、都会の駅近など今後も需要が見込める地域ぐらいかもしれませんね。

相続により逃れられない2つの固定費

実家が売れず、借り手もみつからない場合、2つの固定費を背負うことになります。

2つの固定費
  1. 固定資産税
  2. 管理費(建屋の修繕、除草など)

 

①固定資産税は、家と土地に対して発生します。

住宅が立っている土地は、「住宅用地特例」という減税措置が適用されていますが、住宅を解体するとこの特例が適用されなくなります。

その結果、固定資産税は最大6倍になると言われています。

 

②管理費も重要なポイントです。

2015年5月26日に施行された「空家等対策特別措置法」により、以下の条件に当てはまる空き家は、「特定空き家」に指定されます。

特定空き家に指定される条件
  1. 倒壊など著しく保安上危険となるおそれのある状態
  2. 著しく衛生上有害となるおそれのある状態
  3. 著しく景観を損なっている状態

(引用)NPO法人|空家・空地管理センター

 

特定空き家に指定されると、更地にした時と同様に固定資産税の軽減措置がなくなり、税負担が増えます。

さらに、自治体からの「命令」に応じず違反となった場合、最大50万円の過料も発生します。

シン
シン
住宅の老朽化に伴う修繕や、雑草の処理なども必要になってくるということですね。

「負動産」相続を放棄することは可能なのか?

こうなると、私たちとしては相続を放棄したくなる訳ですが、そうは問屋が下ろしません。

法律上「相続放棄」をすることは可能ですが、この場合、全ての遺産相続を放棄しなければいけません。

ポン
ポン
つまり、現金などの資産も相続できなくなるんですね。

 

また、相続放棄によって相続人が不在になってしまった場合、法定相続人には「管理義務」が残るそうです(民放940条)。

管理義務から解放されるためには、相続財産管理人の選任を家庭裁判所に申し立てる必要があるそうですが、これにも相当な費用がかかるとのこと。

 

それなら、国が引き取ってくれたらいいじゃん!

ついこのように考えたくもなりますが、「売れない・貸り手がいない」空き家を行政が引き取るメリットはありません。

特に、固定資産税は行政側としても貴重な税収です。

今後社会問題となり、行政側も対応を考え始めるかもしれませんが、現状「負動産」の処分は一筋縄ではいかないのが実態です。

シン
シン
「負動産」相続の話題が出た時点で、明るい兆しはありませんね…
ポン
ポン
もし相続放棄を検討する際は、専門家(弁護士等)に相談しましょう。

まとめ:今のうちから対策を検討しよう

本日は、今後の人生設計で必ず頭に入れておくべき「実家の相続」についてでした。

結論としては、まだ人口減・空き家率増が進行しきっていない今のうちに、早めに対策を検討すべきです。

 

アクションプラン
  1. 親と実家に処分について会話する時間をもつ
  2. 無料見積もりを取り資産価値を把握しておく
  3. 資産価値を踏まえて処分するかを決める

シン
シン
見積もりをとる際は、リベ大@両学長もおすすめしていた「イエウール」がよさそうです。
ポン
ポン
JASDAQに市場に上場している(株)Speeeが提供するサービスで、以下のメリットがあります。
イエウールのメリット
  • ネット上で無料査定ができる
  • 全国1,600社以上の不動産業者が対応
  • 最大6社と比較できる
  • 悪徳不動産業者は排除される仕組み

 

実家を処分するかどうかは、現状の資産価値次第で変わってきます。

既に売れるか売れないかギリギリのラインであれば、即断しなければ「負動産」相続はほぼ確実なものになってしまいます。

一方でまだ資産価値が十分に残っていれば、引き続き不動産市場をウォッチしながら様子見するのもアリでしょう。

シン
シン
これは経済合理性だけでは片付けられない問題です。
ポン
ポン
両親の心理面にも寄り添う必要がありますね。

 

本来、相続は親の責任です。

子供達に負債を残さないよう、生を全うする前に最後に片付けるべき仕事でしょう。

ですが、放っておくと自分たちが痛い目を見る可能性もありますので、自発的に確認しておいた方がいいでしょう。

特に、マイホーム持ちの方は、管理する不動産が増えてしまいますので、要注意です。

シン
シン
わが家はマイホームを買わないと決めているので、少しは気が楽ですが…
ポン
ポン
それでも「負動産」は相続したくないので、今度帰省したときは、両親としっかり話し合いができるよう計画中です。
myhome
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