資産運用

【VTI80:現金20】わが家の投資手法とアセットアロケーション

investment_vti

 

シンとポン(@ShinPon_Money)です。

わが家は【VTI80:現金20】のシンプルな資産運用(インデックス投資)を実践しています。

 

長期的な運用により資産を最大化し、将来的にはサイドFIRE(セミリタイア)を実現したいと思っています。

loadmap
【保存版】夫婦で目指すサイドFIREロードマップ【5,401文字で解説】わが家のサイドFIREロードマップについて紹介します。サラリーマン家庭における、ひとつの戦略として参考にしてもらえると嬉しいです。...

 

2019年12月〜つみたてNISAをはじめ、楽天VTIへの投資を開始。

その後は、特定口座でeMAXIS Slim全世界株式・S&P500にも投資をするようになりました。

 

そんな中、2021年1月には大きくポートフォリオの断捨離を決断しました。

現在はVTIと現金のみで資産運用しています。

理由
  1. この方法が理論上最も投資効率がいいから
  2. 素人の個人投資家にとって最も簡単で再現性がある手法だから

シン
シン
色々経験してきて、ようやくわが家の最適解に辿り着いたと思っています。
ポン
ポン
本記事では、わが家が実践したこと・調べたこと・考えたことなどを綴っていきます。

 

なぜインデックス投資なのか

わが家がインデックス投資を選ぶ理由はシンプルです。

なぜなら、素人の私たちでも毎年市場平均のリターンを得られるから

シン
シン
株式市場の取引のほとんどは、機関投資家(プロ)によるものです。
ポン
ポン
つまり市場平均≒プロの成績の平均であり、インデックス投資をするだけでプロの平均に投資できます。

 

特に参考にしている書籍は、以下の2冊です。

シン
シン
ジョン・C・ボーグル氏は、バンガード社の創設者であり、世界初のインデックスファンドを設定したレジェンドです。
ポン
ポン
ボーグル氏を始め、金融業界に携わる多くの方が、アクティブ運用はおすすめしていません。

投資の神様ウォーレン・バフェット氏が、「妻に残す信託遺産の90%を、コストの低いS&P500のインデックスファンドに投資せよ」と指示しているのも有名な話です。

 

そして理論上、時価総額加重平均インデックスは最も効率的なポートフォリオとされています。

この理論は、偉大な先人たちが数理的な検証や実務を重ね、金融技術の発展とともに確立されてきたものです。

提唱者らはノーベル経済学賞も受賞しています。

要するに「知識・スキルのない自分たちは偉人たちの受け売りで資産運用しよう」というのがわが家の決断です(笑)

 

投資先をVTIだけに絞った理由は、以下のように時価総額比を崩す行為は、理論上効率的なポートフォリオを崩すことになるからです。

  1. インデックスファンドに個別株(高配当株)を組み合わせる
  2. 複数のインデックスファンドを組み合わせる
シン
シン
わが家はこれまで②のパターンで投資をしていました。
ポン
ポン
私は全世界+VTIなどでも別に良いと思うのですが、夫は理論通りを突き詰めたいようです(笑)

 

上記を裏付ける、理論の概要は以下の通りです。気になる方はご自身で調べてみてください。

  1. 現代ポートフォリオ理論(MPT)
    分散するとリスクあたりのリターン(シャープレシオ)がよくなる
  2. CAPM(資本資産価格モデル)
    最も効率的なポートフォリオは時価総額加重平均インデックス
  3. トービンの分離定理
    最適なポートフォリオ(CAPMに基づくと時価総額加重平均インデックスファンド)のリスク資産を1つ決めれば、現金:リスク資産比率でリスクを調整すればいい

 

わが家は投資をアクティブ運用(個別株)からスタートしましたが、結果は全く振るわずでした。要するに下手くそだったわけです。

市場平均をアウトパフォームし続けるアクティブ投資家さん達はすごいですし、尊敬しています。

わが家にはとてもそんなマネはできないと身を持って体感したので、自分たちにもできる(であろう)インデックス投資を突き詰めることとし、今に至ります。

 

時価総額加重平均インデックスとしてVTIを選んだワケ

上記の理論の結論は、最も投資効率がいいのは「時価総額加重平均インデックス」ということだけです。

TOPIXにすべき!とか、S&P500にすべき!という点には言及されていません。

ということで、どの時価総額加重平均インデックスに投資するかは自分で決める必要があります。

ちなみに有名な「ダウ平均株価」「日経平均株価」は、株価平均型株価指数で、時価総額加重平均型株価指数ではありません。

 

わが家がVTIにしたのは、以下の理由からです。

  1. 今後も世界経済の中心は米国だと思うから
  2. S&P500より大きい市場(米国全体)であるから
  3. 既につみたてNISAで「楽天VTI」に投資していたから
シン
シン
S&P500にするかVTIにするかは誤差の領域だと思います(相関係数もほぼ1.0)
ポン
ポン
VTIにはS&P500が包含されていますし、VTIの方がいいかなと。
vti
【米国ETF】VTIの特徴・魅力まとめ【米国中の株式に分散投資】本記事では、VTI一択で資産運用をしているわが家が、VTIの特徴・魅力について紹介していきます。...

 

多少悩んだのは、本当に米国市場に一極集中でいいのか?という点。

理論的には、より大きい市場ポートフォリオ(全世界株式)が良いからです。

 

そこで参考にしたのは、将来のGDP予想です。

2050年には、米国が世界3位に転落する予想になっていますが、それでも十分に大きい市場には変わりないことが分かります。

gdp
(引用)週間東洋経済plus

 

また、今後も波はあると思いますが、私たち夫婦が生きている間は、米国経済が強い傾向は変わらないと思っています。

理由は以下の通りです。

  1. 先進国の中で唯一人口が増加し続けているから(2100年までは安定的に増加する予測)
  2. 金融法制が整っており、株主重視の文化が定着しているから
  3. 世界を変えるイノベーション(製品・サービス)を次々に産んできたから
シン
シン
私たちの身の回りの製品・サービスは米国発祥のものばかりで、米国なしにはこの豊かな生活は成り立ちません。
ポン
ポン
GAFAMの時代が終わっても、ネクストGAFAMが出てくるのではないでしょうか。

 

また、全世界株式と比較し経費率も若干有利なため(VTI:0.03%、VT:0.08%)、長期でホールドし続ければ、パフォーマンスに大差はないのではとも思います。

 

一方で米バンガード社は、向こう10年の年率リターンは【全世界株式(除く米国)>米国株式】と予想し、国際分散投資をおすすめしています。

そのため米国一本に固執するつもりはありません。

 

バンガードには、VXUS(米国除く全世界株式)というETFもありますので、「VTI+VXUS ≒ VT」とすることも可能です。

当面はVTI一本への投資を続けるつもりですが、のちのちは全世界株式への分散投資に切り替えるオプションも構えておきたいと思っています。

この辺りは、以下の記事に詳しくまとめています。

vxus
【VXUS】米国除く全世界株式に投資するETF【VTIと相性○】 シンとポン(@ShinPon_Money)です。 わが家は【VTI80:現金20】のシンプルな資産運用(インデック...

 

楽天VTI(投資信託)か?VTI(米国ETF)か?

投資する時価総額加重平均インデックスにVTIを選んだわが家。

あとは「投資信託」と「米国ETF」どちらに投資するか問題が残っていました。

※指数は「VTIのみ」なので、楽天VTI+VTIの組み合わせでも投資効率的には影響ないそう。

 

結論としては、以下の通り使い分けることにしました。

  1. つみたてNISA:楽天VTI
  2. 特定口座:VTI(米国ETF)
シン
シン
本当は投資信託1本が楽なのですが、悩んだ末に余裕資金の運用分は米国ETFにしました。
ポン
ポン
本家のファンドの方が信頼できますしね。その他の理由は、ほとんど夫のマニアックなこだわりです。
etf_toushin
【VTI長期投資】投資信託ではなくあえて米国ETFに投資する理由【VTI80:現金20】のシンプルなインデックス投資を実践するわが家。あえて投資信託(楽天VTI)ではなく、米国ETF(VTI)に投資する理由をまとめました。...

 

アセットアロケーションについて

次に、インデックス投資において最も重要なアセットアロケーションです。

分散されたポートフォリオの長期的な運用成果の8〜9割は、アセットアロケーションによって決まると言われています。

assetallocation
【インデックス投資】成果の約9割はアセットアロケーションで決まる!?分散されたポートフォリオ(インデックスファンド)の長期投資において、運用成果の9割はアセットアロケーションで決まると言われています。要するに「いつ?どのファンドに投資するのか?」はそう重要ではないのです。なんとなくドルコスト平均法をやっている方は、一括投資を検討してみてはいかがでしょうか。...

 

具体的には、以下の2ステップで決めていきます。

  1. 投資効率の良いリスク資産を選択
  2. リスク許容度に応じて現金とリスク資産の比率を決める

 

①は上記の通り、VTIに決めていますので既にクリアです。

②は生活費1年分を除いた資産を、どれぐらいリスク資産に投じるかを決めていきます。

夫婦で話し合った結果、わが家は「VTI80:現金20」としました。

シン
シン
私は生活防衛資金1年分が手元にあれば、フルインベストメント(VTI100%)でよかったのですが、妻のリスク許容度を超えていました。
ポン
ポン
そのため、【現金20】を組み込み、リスク/リターンを調整しています。

 

そもそも投資におけるリスク(リターンの振れ幅)や、リスク許容度の確認方法は以下の記事にまとめています。

リスク≠元本割れする可能性ですのでご注意ください。

risk
【重要】株式投資におけるリスク(標準偏差)とリスク許容度の確認方法 シンとポン(@ShinPon_Money)です。 本日は、個人投資家にとって超重要な『投資におけるリスク』について...

 

一度この比率を決めてしまえば、あとは定期的にリバランスしていくだけです。

わが家は月1回アセットアロケーションを確認し、VTI比率が高ければ放置(現金を貯める)、現金比率が高ければVTIを購入します。

例1

極端な例ですが、もし相場が暴落し「VTI55:現金45」になったとすれば、VTIを買い増して「VTI80:現金20」にします。

シン
シン
結果的に、割安な相場で資産を買い増す構図になりますね。

 

例2

また、逆に相場が暴騰し「VTI90:現金20」になったとすれば、VTIを買わずに現金を貯め「VTI80:現金20」にします。

ポン
ポン
【VTI:現金】比率をキープするだけなので分かりやすいですね。

 

なお、リバランスの頻度は月1も要りません。

わが家はブログやTwitterの発信ネタの都合もあり月イチ確認していますが、通常は半年〜1年に1回でOKと言われています。

 

ちなみに、リスクの調整にあたって債券ファンド(AGG・BNDなど)を組み込むことは考えていません。

理由は以下の3点です。

  1. 資産形成期真っ只中だから(出口まで長い)
  2. 株式相場暴落時の「守り」を債券に求めていないから
  3. 【株式:債券】を最適な比率で組み合わせられないから
シン
シン
素人の個人投資家が、ポートフォリオのリスク調整を、債券ファンド(リスク資産)で行うのは非常に難しいと思っています。
ポン
ポン
理論上も「無リスク資産(現金)で調整すればよい」とされていますので(トービンの分離定理)、わが家は【現金20】でリスクを調整しています。

 

詳しくは以下の記事にまとめています。

bond
【インデックス投資】わが家が「債券」に投資しない理由【債券不要説】本記事では、【VTI:現金】だけで資産運用するわが家が、「債券」に投資しない理由をまとめました。ポートフォリオに債券を組み込むべきか悩んでいる個人投資家の参考になれば嬉しいです。...

 

VTIには一括投資 〜脱:ドルコスト平均法〜

これまでわが家は、余裕資金を一気に拠出することを恐れ、分割投資をしてきました。

しかし、ドルコスト平均法(余裕資金を市場に投じるタイミングをあえて遅らせ、分割投資すること)は非合理的だと気づきます。

 

上記の通り、長期的なインデックス投資において最も重要なのはアセットアロケーションです。

ドルコスト平均法でちびちび資金拠出していては、理想のアセットアロケーションになるまで、ずいぶん時間がかかります(分割での拠出額にもよりますが)。

 

そのためポートフォリオを断捨離した際、VTIへ「一括投資」をしました。その額およそ930万円です。

具体的な理由と投資方法は、長くなるので以下の記事にまとめています。

no_dollar_cost_averaging
【 VTI長期投資】一括投資をする理由とその方法【脱:ドルコスト平均法】【VTI80:現金20】のシンプルなインデックス投資を実践するわが家。ドルコスト平均法をやめ、一括投資をする理由とその方法についてまとめました。...
シン
シン
現在はリスク許容度の範囲で一括投資済ですので、つみたてNISA分だけ毎月”つみたて”しています。
ポン
ポン
楽天証券なら、5万円/月まで投資信託の楽天カード決済ができ、ポイントが付与されますからね。

 

VTIへの投資は、理想のアセットアロケーション【VTI80:現金20】に対して現金比率が高まった際、ある程度まとまった額を拠出していきます(毎月ではなく不定期)

 

いつ現金化するのか? 〜出口戦略について〜

よく話題になる出口戦略ですが、4%ルールはあくまで参考程度に考えています。

そもそもトリニティスタディは、株式50:債券50のポートフォリオが前提なので、わが家の株式100%とは前提が違います(笑)

 

基本戦略は、「必要な時に必要なだけ取り崩す」これだけです。

株式(投資信託)は以下の特徴がありますが、要はただの流動資産です。

  1. 時価
  2. キャピタルゲインに税金がかかる
  3. 現金化までに数日を要する
シン
シン
ぶっちゃけ、ATMで現金をおろす感覚で考えています。

 

出口と暴落相場が重なったらどうするの?との声もよく聞きますが、生活費数年分のキャッシュをもってリタイアすれば、資産の取り崩しは最低限で済むと思っています。

また、以下のように、キャッシュの源泉はリスク資産だけではありません。

  • 65歳以上になれば年金が支給される(支給年齢は引き上げの可能性あり)
  • 早期リタイア時なら副業なりパートなりで現金を稼げばいい
ポン
ポン
株式だけで生計を考えないことが重要ですね。

 

まとめ

本記事では、わが家の投資手法とアセットアロケーションについて紹介してきました。

長くなりましたが、要は賢い学者たちが構築した理論を盾に、シンプルなインデックス投資を実践するだけです(笑)

 

なお、これまで保有していたeMAXIS Slim全世界株式とS&P500は、全て売却しました。

シン
シン
税金面を考えればホールドの方が良かったかもしれませんが、VTIだけの方がスッキリしますしね。
ポン
ポン
けっこう含み益が出ていたのも理由の一つです。税金面のロスは勉強代ですね。

 

今振り返ると、このスタイルにたどり着くまでに、結構遠回りをしてきたなと思います。

世の中情報がありふれていますから、調べる力・取捨選択する力が本当に重要だと感じました。

シン
シン
もちろん、この記事も自分なりに解釈・判断してくださいね。

 

最後に、今の投資論に辿り着くまでに学んだ情報ソースを紹介しておきます。

ポン
ポン
上記で紹介したインデックス投資のレジェンド本2冊は除きます。

 

現代ポートフォリオ理論やCAPMの概要

以下の2冊が、難しい理論を比較的噛み砕いて説明してあり、概要をつかむことができました。

 

普通の人が資産運用で99点を取る方法とその考え方

Hayato Itoさん(Googleのソフトウェアエンジニア)のGithubで、非常に有名です。

わが家の投資手法は基本的にこれに基づいたもので、「指数の選び方」や「投信orETF」などは自分たちで考えています。

 

Twitter

今の投資スタイルに行き着くにあたり、このお二方のツイートは大きな後押しとなりました。

ブロガーさんでもあり、いつも勉強させてもらっています。

  1. りんりさん(@SandP500ETF
  2. 小淵さん(@obuchi35kara

 

シン・ポン
シン・ポン
以上、シンとポンでした。