- 会社員の方
- 定年まで会社員生活を送ることにモヤモヤしている方
- 早期リタイアを実現して人生謳歌したい方
サラリーマンが約9割を占める日本。わが家もそのうちのひとつです。
- 年齢:30代前半
- 職業:(夫)サラリーマン、(妻)パート
- 世帯年収:約750万円
そんなわが家には、夢があります。
それは、サイドFIREを実現して人生を謳歌することです。
【FIRE】
Financial Independent Retire Earlyの略で、経済的独立と早期リタイアのこと。【サイドFIRE】
早期リタイア後も副業やパートなどで生活費(の半分程度)を稼ぎ出すライフスタイルのこと。
現在はサイドFIREに向け、マネーシフト(後述)を進めています。
- 2019年12月〜取り組み開始
- 家計の見直しで支出を100万円/年削減
- 毎月の貯蓄率約40〜50%
- 資産運用額は1,100万円超え(除:DC)
なぜわが家がサイドFIREを目指すのか?
わが家がサイドFIREを目指すようになった理由は、以下の2点です。
- サラリーマンは安定的な収入を得るための手段にすぎないため
- 人間の健康寿命は意外と短いため
わが家にとってサラリーマン生活は、「生きがい」ではなく、「生きるため(お金を得るため)の手段」でしかありません。
こういうと身も蓋もないですが、今の会社は「好き」ではなく「給料・福利厚生」で選びました。
少なからず、わが家に近い感覚をお持ちのご家庭もあるのではないでしょうか?
※もちろん、給料をもらっているからには仕事は真面目にやっています(笑)
もう一つは、健康寿命(心身ともに自立し、健康的に生活できる期間)を知ったことです。
以下は日本の健康寿命の推移ですが、平均寿命の増加と比例して伸びてはいるものの、男性の場合は72.14歳となっています。
(引用)内閣府|高齢社会白書
そして70歳をすぎると、仮に健康だったとしても、体力・気力的に「お金を使って好きなことをやる」機会は減っていきます。
以下のデータは1世帯あたりの貯蓄・負債を示していますが、70歳以降も貯蓄額はほとんど減っていません。
(引用)内閣府|高齢社会白書
よってわが家は、サイドFIREをすることで、以下を実現したいと考えています。
- 家族との時間をもっと増やす
- 好きなことをやる余暇の時間をもっと増やす
- 心身ともに負担の少ない労働で生活費の一部を稼ぎながら過ごす
サイドFIREに必要なお金・金融資産はいくら?
世界のFIRE界隈では、早期リタイア時に生活費25年分の金融資産が必要とされています。
サイドFIREの場合、生活費の半分は労働収入で得る前提なので、必要な金融資産も半分となります。
生活費 | サイドFIREに必要な 金融資産(目安) | FIREに必要な 金融資産(目安) |
300万円 | 3,750万円 | 7,500万円 |
350万円 | 4,375万円 | 8,750万円 |
400万円 | 5,000万円 | 10,000万円 |
わが家の場合、ゆとり費(浪費)を含めて年300万円程度の支出です。
家族が増えても、年400万円以内には収まるかなと思っています。
そのため、以下の預貯金+金融資産があれば、十分サイドFIREできるんじゃないかと考えています。
- 預貯金1,000万円(生活費約3年分)
- 金融資産(株式)4,000万円
わが家のサイドFIREアクションプラン「マネーシフト」
アクションプランとは書きましたが、必殺技があれば多くの人がサイドFIREを達成しているわけでして(笑)
わが家は以下の3つを、コツコツ継続していきます。
- お金を貯める(家計の見直し)
- お金を稼ぐ(転職・副業)
- お金を増やす(投資・資産運用)
※名著ライフシフトをインスパイアしたのは、言うまでもありません(笑)
マネーシフトのイメージは、ざっくり以下の通りです。

そして①〜③の取り組みは、以下の方程式に集約されます。
資産形成 =(収入ー支出)+ 資産×運用利回り
(引用)橘玲|新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方
1.家計見直し(支出を減らす)
家計の見直しは誰でも実践できて、きちんと結果もついてくるので、非常におすすめです。
わが家は家計簿で支出を見える化し、最終的には年間100万円の固定費削減を達成することができました。

家計簿をつける手段は何でもいいですが、マネーフォワードなどのアプリが便利でおすすめです。
ほぼ全自動で集計できますので、めんどくさがりのわが家でも続けられています。
また、家計簿はあくまで家計を管理する「手段」です。
家計を管理して何を達成したいか?の「目的」を明確にすることが継続のコツです。

最新の家計簿は、以下の通りです。
毎月15日ごろに、前月の家計簿が決定したタイミングで更新しています。

2.お金を稼ぐ(転職・副業)
収入を増やすためには、以下の3つを実践・検討してきました。
- 夫婦共働き
- 転職
- 副業
①夫婦共働きについては、夫シンの転勤により2人とも正社員を続けることは厳しかったので、妻にはパートを頑張ってもらっています。
Twitterでフォロワーさんと交流していると、正社員2馬力のパワーすさまじいなと思うこともありますが(笑)
わが家はこの体制で頑張ります。
②転職については、転職エージェントに登録して転職活動まで実施しましたが、最終的にはヤメにしました。
時代の流れもあり、「やりたいこと仕事に!」とか「転職経験がゼロだと市場価値が〜」などと聞く機会も増え、焦っていた部分もありましたが(笑)
理由は以下のツイートの通りです。
✅転職検討時に知っておくべきこと
世の中には天才型と凡人型の人間がいます。
そして、私を含め99%の人間は凡人型です。つまり天才型の成功哲学
『やりたいことを仕事に』の
答えは探しても出ません😌私の場合、大企業の処遇を捨ててまで
やりがいやキャリアを求める転職は
ヤメにしました😇 pic.twitter.com/J5OMWSrXL6— シン@妻ポンとマネーシフト (@ShinPon_Money) January 2, 2021
しかしこの判断は、今乗っている船(勤務先)が「当面は順調に航海できそうだ」という見通しに基づくもの。
昨今、グローバル化やIT化によって競争が激化し、企業の寿命はどんどん短くなっています。
大企業も例外ではありません。
つまり、難航・沈没しそうになったら、転職を視野に入れるしかありません。
③副業は、今最も力を入れている取り組みです。
家計の見直しもある程度終わり、当面は転職もしませんので、多くの時間をブログ&ツイッターに充てています。

ブログはストック型の副業のため、成果が出るまでに時間がかかります。
ですが、わが家の性格に合っているのか、継続することが苦ではありません。
3.お金を増やす(資産運用)
稼いだお金は、低金利の銀行に預けておくだけではもったいないので、資産運用(投資)をします。
わが家の投資手法は、インデックス投資一択です。
投資効率・求められるスキルなどを考え、個別株(高配当株)投資はやりません。

なお、上記の投資手法の記事でも書きましたが、インデックス投資の出口戦略については不安はありません。
4%ルールは参考程度に、ATM感覚で必要な時に必要なだけ取り崩すだけです。
なお、なぜ個別株(高配当株)投資をやらないのかは、以下の記事に考えをまとめています。

最新の投資実績は以下の通りです。

iDeCoについては、企業型確定拠出年金(DC)に加入しているため、取り組めていません。
なお、2022年10月〜法改正によりDCとiDeCoの併用が可能となるため、iDeCoに加入できる会社員も増えるでしょう。
わが家の場合は、マッチング拠出をやっているので、引き続きiDeCoは使えなさそうです(笑)

ちなみにTwitterでフォロワーさんと交流していると、投資についてパートナーの理解が得られないというケースもよくあるようです。
わが家も最初はそうでしたので、以下の記事も参考にしてください。

マネーシフトを進める上で注意していること
私たちが気をつけているポイントは「蓄財が目的になり、貴重な30代を棒に振らないこと」です。
支出を極限まで切り詰め、インデックス投資にコミットしまくれば、効率的に資産を最大化できます。
しかしそれでは、心が貧乏になってしまうのではと思うのです。
そのためわが家は、蓄財をしながら今を豊かにする浪費もすべきという考えで、賢く「お金を使う&貯める」の二刀流でいくつもりです。

まとめ
本記事では、わが家のサイドFIREロードマップについて紹介してきました。
サラリーマン家庭における、ひとつの戦略として参考にしてもらえると嬉しいです。
なお、わが家はサイドFIREを成し遂げても、ある程度は働き続けると思っています。
理由は以下の2点です。
- 適度な労働は健康維持・ボケ防止につながるから
- 所得を気にせず好きな労働ができ、合わなければいつでも辞められるから
特に「理由②」は、FIRE/サイドFIREの最大の魅力です。
経済的自由の達成による、「収入が低くても、嫌なら辞めても、飯が食っていける」という状態は、まさしく自由と言えるでしょう。
わが家のバイブルにも、以下の通り書かれています。
「自由」とは、イヤなことをイヤだといえること
橘玲|人生は攻略できる
最後に、人々の寿命は年々伸びており、人生100年時代とまで言われるようになりました。
また、日本人を取り巻くライフスタイルや価値観も、どんどん変化・多様化しています。
これまでのライフスタイル「定年までサラリーマンを勤め、その後年金生活を送る」が、全てではありません。
当ブログが、長期目線でライフスタイルを見つめ直すきっかけとなれば嬉しいです。