- インデックス投資家
- 米国ETFへの投資を検討中
- VTIに興味がある
- VTI・VT・VOOで悩んでいる
シンとポン(@ShinPon_Money)です。
わが家は【現金20:VTI80】のシンプルな資産運用(インデックス投資)を実践しています。
※つみたてNISAは、楽天VTIです。
本記事は主に、これから米国ETFやVTIに投資をしてみたい!という方向けに書いています。
VTI一択で投資しているわが家なりに、その特徴・魅力を紹介していきますので、よろしくお願いします。
【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETFとは
VTIは、世界最大級の投信会社「バンガード社」が展開するETFです。
設立日は2001年5月24日で、長期間投資家に愛され続けています。
連動する指数は、CRSP USトータル・マーケット・インデックス。
理論上最も効率的なポートフォリオとされる、時価総額加重平均インデックスです。
この1本のファンドで、米国中の約3,600社の上場企業に投資できるのが特徴です。
(引用)バンガード・インベストメンツ・ジャパン
純資産額は約21.1兆円
VTIの純資産額は、2020年12月31日時点で201,171百万ドルとなっています。
※モーニングスターより引用
1ドル=105円で計算した場合、なんと約21.1兆円となります。
経費率はなんと0.03%
経費率0.03%も大きな特徴・魅力です。
バンガード社は投資家の目線に立って、「コストの最小化」を重要視しています。
2019年4月には、VTIの経費率が0.04%から0.03%へ引き下げられました。
なお、バンガード社の創設者であるジョン・C・ボーグル氏は、著書「インデックス投資は勝者のゲーム」でも幾度となくコストの重要性を説いています。
買付手数料が無料
ネット証券大手の「楽天証券」「SBI証券」では、VTIの買付手数料が無料となっています。
両ネット証券とも、通常は約定代金の0.495%(最大税込22ドルまで)の手数料が発生するので、非常にお得です。
※その他証券会社は調べていませんが、マネックス証券あたりも買付手数料無料のようです。
2021年1月時点の市場価格と分配金利回り
VTIの1口単価はおよそ200ドルです(2021年1月末時点)。
1ドル=105円で計算した場合、1口購入するのに21,000円が必要となります。
設定来のチャートは、以下の通りです。
なお、最新の分配金利回りは1.38%でした(SBI証券より)。
算出方法が異なるので、サイトによって分配利回りが違いますが、毎年大体1〜2%のようです。
分配金利回り | 分配金 (Q1〜Q4合計) | 基準価格 (その年の最終営業日) | |
2020年 | 1.42% | 2.7694$ | 194.61$ |
2019年 | 1.77% | 2.9047$ | 163.69$ |
2018年 | 2.04% | 2.6046$ | 127.56$ |
2017年 | 1.71% | 2.3430$ | 137.15$ |
2016年 | 1.92% | 2.2150$ | 115.28$ |
(引用)バンガード・インベストメンツ・ジャパン VTIページのデータより算出
2020年の分配金利回り(%)
=1年間の分配金÷基準価格(その年の最終営業日の価格)
=2.7694$÷194.61$×100
=1.42%
VTIを人気のVT・VOOと比較してみた
バンガード社が展開するインデックスファンドETFでは、以下の2銘柄も人気です。
- VT(全世界株式)
- VOO(S&P500)
3銘柄の主要な項目を比較すると、以下の通りです。
VTI | VT | VOO | |
設定日 | 2001/5/24 | 2008/6/23 | 2010/9/6 |
純資産額 (単位:100万ドル) | 201,171 | 16,975 | 176,625 |
経費率 | 0.03% | 0.08% | 0.03% |
分配金利回り (’21/1時点 SBI証券より) | 1.38% | 1.60% | 1.50% |
シャープレシオ(※) | 0.95 | 0.66 | 0.99 |
※PORTFOLIO VISUALIZERにて算出した直近10年分の数字
直近10年チャートは以下の通りです。
(引用)PORTFOLIO VISUALIZER
VTIとVOOどちらがいいか?については、正直どちらでもいいと思っています。
VTIの大部分は時価総額の大きいS&P500の銘柄が占めており、ほぼ相関関係にあるためです。
わが家は、S&P500に含まれない中小企業約3,000社にも投資できるVTIの方が好みです。
VTIに投資するならいつ!?
結論としては、VTIに投資を決めたそのタイミングです。
なぜなら、今後の相場は誰にも読めないからです。
わが家は投資を始めてから1年間、一括投資にビビってドルコスト平均法で投資をしてきました。
しかし、合理的でないことに気づき、今は一括投資に切り替えています。
せっかく投資できるお金が手元にあるのに、遊ばせておくのはおすすめできません(笑)


まとめ
本日はVTI一択で資産運用をしているわが家が、VTIの特徴とその魅力について紹介しました。
再度おさらいすると、主な特徴・魅力は以下の通りです。
- 中小企業を含めた全米の上場企業に分散投資できる
- 純資産額は20兆円超え
- 経費率は0.03%と格安
- 1口単価は約200ドル
- 分配金利回りは約1%〜2%
- 直近10年では全世界株式よりハイパフォーマンス
後半では、VTIに投資する場合、ドルコスト平均法ではなく一括投資をおすすめしました。
もしリーマンショック級の暴落が起きた場合、資産が半減する恐れもあるわけですが、手元に現金があれば怖くはありません。
そのためわが家は、生活費1年分を除いたお金を、【現金20:VTI80】で運用しています。
重要なのは、自分たちが決めたアセットアロケーションを守りながら、市場から降りずに長期継続することだと思っています。
わが家の投資手法が、少しでも参考になれば嬉しいです。
